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WEB版 上田商店ニュース

繁忙期に突入しました。頑張っていきましょう。

本当に良い季節となり、また新年度がスタートしました。繁忙期ではありますが、気を引き締めてミスの無いよう頑張っていきましょう。

今回も情報を持ち寄り話し合いました。飛躍的進歩を遂げる人工知能(AI)。3月に行われた囲碁の世界最強クラスのイ・セドル九段(韓国)対AIの5番勝負は、AIの4勝1敗でした。「衝撃でした。いずれ来ると思っていましたが、それは10年位先だと考えていました」こう語るのは囲碁界史上初の七冠目前の井山裕太六冠。驚くばかりです。

●2月に全国機材商経営同友会の行事で、株式会社ユーゴー(茨城県、沼崎社長)様を
 見学させていただきました。はっきりしたコンセプトが印象的でした。

初めに案内された本社事務所は、第一印象として、別荘のような建物や周りの環境に驚かされました。プロの建築デザイナーに依頼、魅力のある職場環境をつくることで、東京に行った学生を呼び戻す狙いがあるようです。建物の一角にはバーベキューセットやピザ釜などが完備され、内定者のパーティなどが行われるようです。

経営方針については「サンキューカード」という5つのカードを見せていただきました。

  1. ミッション(経営理念)は、お客様・仲間・家族・取引先・地域社会に「ありがとう」と感謝される人間力の成長を目指す。
  2. こころのハンカチ10ヵ条では、思い出を預かる責任を持とう。などスタッフの皆様に向けた心のあり方を教えられています。
  3. UGOスタイル10ヵ条では、オーナーシップで行動する(会社は社員の共有財産)。失敗を恐れず新しい事に挑戦する。など行動のあり方について教えています。
  4. 5つの価値では、品質・納期・店舗・接客・プロモーションと言った基本原則についての教えが記述されています。
  5. サービスポリシーでは、お客様は期待と不安を持って店を訪れる。店舗の雰囲気や言葉使い、洋服の扱い方にいたるまで信頼に値するサービスを心がける事が重要であると書かれています。

店舗は、従来の「クリーニング専科」と「MIXMAX」とがあり、「クリーニング専科」では、お客様に便利帳が配られ、曜日や日にちごとに楽しくなる仕掛けなどが満載。また、「MIXMAX」は、ターゲットにあった店舗づくりに徹しています。

 

この度の見学会では、従業員の皆様が一枚岩となって仕事に従事されている印象を強く持ちました。スカイプの導入もあり、店舗←→工場←→本部が常に一体となった風通しの良さもお客様に安心感を与え、信頼を得ることにつながっているように思いました。

クリーニング需要は4,000億を切る低迷状態ではありますが“人材(財)は宝”。共に考え向上していく事で失われた需要を取り戻せると信じます。

もっともっとクリーニングを楽しもうではありませんか!

今回も他業種情報を含め提案をまとめました。

クリーニングマップづくり

喫茶店がやたらと多い一宮はモーニング発祥の地。一宮商工会議所が中心となり、一宮モーニング協議会が設立され、様々なプロジェクトを展開。キャラクターのぬいぐるみは当然ですが、一宮モーニングエンジェルズも登場し各イベント会場で活躍している。

また、「広域マップ」、「エリアマップ」。さらに、マップNoよりPRコピーやモーニング付ドリンク・外観の写真など店の詳細も紹介されている。

クリーニングでも、コラボレーションを含め何かできないかと思う。大手は1社でできるが、小さな所は集まり全体で魅力づくりをやっていくのも一案だと思う。

また、繁華街に気軽に入れるようなアンテナショップをつくるのはどうか。家庭洗濯との違いや技術などクリーニングに関する情報提供。特に、若年層向けにPRしていくとか今後に向けた活動も必要かと思う。

POSレジの未来

トレイに載せたパンを、スキャン用カメラが自動識別してレジ精算をするシステムがすでに運用されている。また、大手電気メーカーでは、店員もバーコードも不要な“無人レジ”の開発も進み実用化を目指している。

クリーニングでも人手不足が深刻化しつつありPOSレジの誕生が望まれる。材質面に課題がありそうだが形状やシミなどは画像で認識できそうに思う。

また、アパレルメーカーによる“ICチップの埋め込み”が進めばと思う。衣料品の情報を簡単に得ることができ、色々な面で有効に活用できそうに思う。

女性スーツにターゲット

昨年の女性活躍推進法の成立にともない、紳士服最大手の某社は、2月から女性専門店の展開に乗り出している。クールビズの広がりなどで紳士服の需要が縮小する一方、社会進出が進む女性向けは拡大するとみて参入した。

クリーニング店としては、女性スーツにターゲットを絞り、アプローチしていくのが今後につながっていくのではと感じる。たとえば、消臭など加工に力を入れていくのもビジネスになっていくのではないかと思う。また、カジュアル面にも波及効果があるのではないかと感じる。

静電気とドライクリーニング

火花が起こる原因「静電気」は、ドライクリーニングでの爆発事故につながる現象のひとつです。可燃物(引火性溶剤の気体)、着火源(静電気等)、酸素の3要素が揃うと、引火・燃焼が引き起こされる。

【もう一度点検しましょう。】

  1. 必要以上の乾燥を避ける事。乾燥温度と時間に注意する。
  2. 石油機やパーク機のソープを適量な使用量でチャージする事。溶剤管理を行う。
  3. アースを設置する。
  4. 溶剤の温度が高い状態にならないように注意する事。
  5. 乾燥機のリントフィルターを、常に清掃する事。

 

東京1店600万円死守

日本クリーニング新聞に「15年都道府県別業界概況」がまとめられていた。(要旨抜粋)

『総需要額をみていくと、最大は東京の628億円で前年の673億円に比べると6.7%の減少、大阪は225億円で7.2%の減少、兵庫は162億円で7.3%減少となった。
1店舗当たり売上高は、東京が4.6%減ながら600万円強と唯一かろうじて600万円を超えた。大阪は3.7%減の308万円、兵庫は4.9%減の424万円だった。』

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